カナダ・モントリオールに拠点を置くMirari(ミラリ)は、没入型体験の企画・制作を専門とするクリエイティブスタジオです。2015年の創業以来、Mirariの多様な才能を持つチームは、アートとテクノロジーが織りなす感動的な体験を創出し続けています。ライブアートで培った深い専門知識と、リアルとデジタルの垣根を軽やかに超える独自のアプローチで、技術的な革新と、人の心に響く温かい体験を両立させています。
Mirariは「2025年大阪・関西万博 カナダ館」のクリエイティブディレクションを担当し、建築デザインから来場者体験コンテンツに至るまで一貫したビジョンを形にしています。
プロジェクト概要
この挑戦的なプロジェクトでMirariは、体験デザイン、舞台美術、テクノロジーの革新を通じ、Mirariの一貫したビジョンの下、建築から来場者体験コンテンツに至るまで私たちチームの創造力が結集され具現化されました。
氷に閉じ込められた川の一部を建物に表現
カナダ館のインスピレーションの源は、氷に閉じ込められた大河の一部、そして春の自然現象である「アイスジャム(川に氷が詰まる現象)」に着想を得ています。これは、変化し、動き続けるカナダ、そしてその雄大な自然の力によって形作られる国土を象徴しています。
拡張現実(AR)が織りなす没入体験を提供中
現在、約200万人の来場者を魅了するため、カナダ館ではMirari監修による拡張現実(AR)を活用した没入型体験を提供しています。
この体験では、来場者一人ひとりに手渡されるタブレットが「窓」となり、館内に再現された水の流れとともに、目に映らないオブジェクトが視覚化されます。これにより、まったく新しいカナダの姿の発見の旅へ来場者を誘います。巨大な氷のモノリスに囲まれた水上の旅を通して、来場者は、過去と現在が交差する温かく歓迎的な社会、そしてスケールの対比から浮かび上がる未知なるカナダとの出会いを体験して頂いています。
Echo(エコー)は、言葉と音を光の波と脈動へと変換するインタラクティブ・インスタレーションです。
このインスタレーションは、2025年に開催されたDIG SHIBUYAフェスティバルにて、東京で初めて一般公開されました。シンプルでありながら強力なテクノロジーを用いることで、音を動く光のインパルスに変換し、人と人との真のつながりを促進します。見知らぬ者同士の会話を自然に生み出すこの作品は、偶然の出会いを演出すると同時に、コミュニケーションや人間的な接触に関する本質的な問いを投げかけます。
直感的なインタラクションデザインは、洗練された工学技術を、誰でも親しめるシンプルでエレガントな形で表現しています。技術的な複雑さと使いやすさの絶妙なバランスにより、優れたデザイン思考が体現されています。
Echoは、ただ公共空間に設置されるだけではありません。芸術、テクノロジー、そして人間同士の交流を融合させることで、公共空間そのものを変容させ、予想外で心を動かす体験を創出します。